システムデベロップメント部のSKと申します。
私は元々、素粒子物理学の研究者でした。大学で博士(物理学)の学位を取得した後、ドイツでポストドクターを数年しておりました。
学位取得の苦労話や精神的に参った時の話なども書けますが、文字数が100000字でも足りないため、今回は私の海外での経験を書こうと思います。
研究に伴う出張のため、研究者時代にはいくつもの国を訪れました。
その中では、ドイツで過ごした時間が一番長かったです。ドイツの国際研究所に雇ってもらっておりましたので、5年半ほどドイツに住んでおりました。
研究所の中では英語で全て事足りるのでよいのですが、それ以外ではもちろんほぼ全部ドイツ語です。せめて事前に簡単なドイツ語を学んでおくべきだったと今でも後悔していますが、ただその当時にはそんな心の余裕がなかったこともまた事実です。
ドイツと言えば?
さて、「ドイツと言えば?」という問いに皆様は何と応えますか?
私はもちろんビールと応えます。スーパーマーケットに行けば色々な種類のビールがずらりと並んでいます。日本と同じように缶の形態で売られているものも多くありますが、中にはペットボトルに詰められて売られているものもあります。

当時私が住んでいた借家の近くにはスーパーマーケットが3つもあり、それぞれで売られているものが異なっていました。その中でこのペットボトルビールが一番安く売られていたため、しょっちゅう購入していました。
驚くべきはその安さです。
このビール、500ミリリットル6本セットで3.19ユーロでした。
さらにドイツではリサイクルが進んでおり、飲み終わったペットボトルはマーケットによく併設されている回収マシンに返すことで、1本あたり25セントが戻ってきます。
これを考慮すると、ビール3リットルが1.69ユーロ、当時の為替で240円くらいになります。今は値上げしているかもしれませんが、この安さは破格です。
突然ですがここでクイズです。
さて、突然ですがここでクイズです。次の写真を見て、商品名を当ててみてください。

分かりましたでしょうか?正解は「天ぷらそば」です。
この答えを見て、ほとんどの日本人は首を傾げるでしょう。海老の天ぷらが入っているのはある意味当然ですが、なぜか同じ器に同居しているのが生野菜とカニカマ。
より正確には、これは「ミュンヘン空港のお店で提供されていた天ぷらそば」です。
海外で日本食を食べようと思うと、このような魔改造されたものに出くわすこともあります。
それもまた経験です。ちなみにお値段は18ユーロ、当時の為替で2500円ほどです。
弊社が提供するLRS(ラーニングレコードストア)は、様々な経験を記録できるシステムです。
普通なら出くわすことのない経験も、あなたのラーニングレコードとして記録できます。

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