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xSTAGE 各機能紹介 ~ その8

ADL から 2013年に発表された xAPI ( Experience API ) 規格は、当初システムと学習履歴の規定を行ったものであり、学習や経験データを共通形式で記録するための決まりとそれを通信により格納するデータベースである LRS ( Learning Record Store ) を規定したものでした。

弊社は 2016年に独自で LRSの開発を行い、その後ADLのテストに合格して「認証LRS」として認められています。

 

昨今、日本国内でも様々な学習やトレーニングシステム等の学習・経験履歴データをこのLRSに共通形式で記録して活用しようという動きが広まりつつあります。

 

IMS Global 発表の「Caliper」は,学習記録のアクション(動作)である “verb” についての共通化が規定されたものであり、xAPI 規格と何ら相反するものでもどちらかに優位性があるというわけでもなく、利用できますのでご安心ください。

 

その後、ADL xAPI 規格をベースにシステムと教材コンテンツ間を通信によって連動させるための新規格= cmi5 2016年に発表しました。これにより、学習管理機能と ID管理を行うLMSとしてのシステムと教材を登録するコンテンツサーバーと、学習経験履歴を記録する LRSとがそれぞれ通信によってやりとりする仕組みが完成したわけです。

 

xSTAGEは、この LMS & LRS & コンテンツマネージャー を標準装備した国内初の xAPI/ cmi5 完全準拠の学習管理システムです。ですので、既に独自の LRSをご利用であればそちらのエンドポイントへ学習履歴を飛ばすこともでき、またcmi5 規格でパブリッシュされたコンテンツを自前のサーバーに登録されているのであれば、その AU xml xSTAGEに登録すれば学習することも出来ます。

 

xSTAGEには従来の LMSとは全く異なった様々な利用形態に対応できる拡張性があります。