7月18日(金)にジンジャーアップがプラチナスポンサーのLIGP(ラーニングイノベーショングランプリ)2025の表彰式が有楽町の東京国際フォーラムで行われました。

昨年を大幅に上回る全37件の応募の中、一次審査は難航。その中で今年はダブル受賞する研究テーマが2つもありました。➡2025年の応募作品一覧
受賞者の皆さまの公開プレゼンテーションの後、表彰式が行われました。
最優秀ラーニングイノベーション賞

プレゼンは福嶋政期さんと相浦航さん。
保育士養成における、絵本読み聞かせ技能の習得支援にVRを活用するという、画期的な研究でした。
幼児の成長・発達に欠かすことのできない絵本。全国的に保育士が不足している今、必要性が高いのに現場実習の機会は少なく限られています。

VRプレ実習で保育士のスキル向上を支援。場所や時間を選ばず絵本読み聞かせ技能を習得でき、人材不足解消と指導負担軽減に貢献。完成度の高い発表で、今後の研究に期待が高まります。
弊社代表の井手より、九州大学 福嶋・山田共同研究チームに賞状と副賞が贈られました。
おめでとうございます!

各賞のご紹介

北村祐稀さんによるプレゼン「ProtoSim」は、目に見えないネットワークの仕組みを可視化し、自立学習を支援します。2024年には14,668名が利用し、学校現場で広く普及している優れたシミュレーターです。

松田龍之介さんのプレゼンは、国家資格の管理栄養士の必須項目である、給食管理実習におけるVR活用を提案。大量調理の課題を解決しつつ、ゲーミフィケーションを取り入れた点がユニークです。

奨励賞と特別賞のW受賞、おめでとうございます。
王笑難さんのプレゼンは、オンライン授業での学生と教員のコミュニケーション課題に着目。リアクション可視化の斬新さが評価されました。
特別賞:サイコム フロンティアテクノロジー賞&特別賞:LEC学習改善賞
受講者のエンゲージメントを促進する講義ロボットのパーソナリティデザイン
電気通信大学 柏原研究室ロボットパーソナリティデザインチーム➡➡➡詳細はこちら

特別賞のW受賞、おめでとうございます。
柏原教授のプレゼンでは、講義ロボットに異なる話し方(明るくハキハキ/暗くぼそぼそ)のパーソナリティを持たせ、その効果を比較。非常に興味深い結果でした。
受賞された皆さま、おめでとうございます!
今年のラーニングイノベーショングランプリでは、VR技術の積極的な活用と実践的なスキル・体験学習の重視が大きな特徴が見られました。
保育や大量調理など、現実では難しい専門スキルをVRで安全にシミュレーションし、効果的に育成する試みが目立ちました。
また、ネットワークの仕組みを体験的に学べるWeb教材や、コミュニケーション能力向上システム、講義ロボットによるエンゲージメント促進など、多岐にわたる学習支援技術が取り入れられています。
最新技術を駆使し、より実践的で効果的な学習体験を提供する研究が主流となってきました。
今後の学習体験に変化が起こりそうです。

いかがでしたか?
一見、難しそうに感じる研究テーマですがプレゼンを聞くと「この問題、たしかにある!」と納得するはず。それをいかに解決できるか、若手研究者は考えています。
学びは元気と喜びをつくる!両国のジンジャーアップです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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